平成30年(2018年)の大晦日です。
今年一番の出来事はやはり、建て替えていたアトリエが無事完成し恵比寿に帰ってきた!
ということでしょう。。。と、まさかまさかの3年連続同じ様な書き出しに。(笑)
でもアトリエの移転はこれが最後になるはずなので本当に良かったと思っています。
来年はぜひ拘りに拘り抜いて作ったアトリエへ足を運んでいただけたら幸いに思います。
今年仮住まい先だった豪徳寺のアトリエにも多くの短期留学生がお越しくださいました。
2月には昨年の続きで書類鞄を完成させに来た香港のKadriさん、カード入れ付きの
小銭入れもつくりました。Toyのことも可愛がってくれてありがとう。
3月にはアメリカからJaniceさん、素敵な口枠のハンドバッグをつくりました。
とても明るくてチャーミングな方で楽しく授業をさせていただきました。
4月にはベルギーからJonathanさん、自国でトランクやアタッシェなども手掛ける
NIYONAという素敵な鞄屋さんをやっていて、とても向上心のある方でした。
来年はJonathanに会いにベルギーのNIYONAへ行きたいと思っています。
4月はもう一人インドネシアからAdityaさん、自国で時計ベルトをつくっている方で
スキルアップのため留学しにお越しくださいました。
5月には香港からOsさんがハンドルや特殊な構造のマチ、長財布などのつくり方を学びに
来られました。可愛らしい奥様とも一緒にご飯を食べに行って楽しかったです。
6月にはマレーシアからCelineさん、ハンドルのつくり方を学びに来られました。
なかなか負けん気の強い方で私も少々手こずりました。(笑)
7月にはオーストラリアからFrankさん、長財布のつくり方を学びに来られました。
とても真面目で穏やかで、丁寧に学んでくださいました。
8月にはタイからJoyさん、可愛らしいフラップデザインのハンドバッグをつくりに
来られました。Joyさんも真面目で穏やかで毎日コツコツと頑張ってくれました。
8月はもう一人ベトナムから2年ぶり2回目のHoaさん、絞りの名刺入れのつくり方と
革巻きハンドルのつくり方、それから箱物の縫い方を学びに来られました。
Hoaさんはこの2年間でたくさんの革製品をつくり、とっても技術が向上していて
驚かされました。これからもどんどん腕を磨いて更なる素敵なものづくりを目指して
頑張ってもらいたいと思います。
9月には香港からRonさん、Ronさんは既に自国でレザークラフトを生業にしており
スキルアップのため留学に来られました。奥様の為につくった口枠のハンドバッグ
とっても素敵に出来上がり、その後奥様のインスタで愛用されている様子が見られて
私も嬉しく思っております。
10月にはアメリカから1年ぶり2回目のWillさん、Willさんもこの1年でとても多くの
革製品をつくり、新しい機械も導入して凄く技術が向上していました。
今回は2種類のハンドルをつくりつつ、書類鞄のつくり方を学びに来られました。
留学期間中には完成まで至りませんでしたが、Willさんの技術があれば後はご自身で
考えながら完成させられると思います。
今年も彼女のOliviaさんが後から来日してくれて、一緒に豪徳寺散策やご飯を食べに
行くことができてとても楽しかったです。
今年は11人の海外留学生が手縫い鞄の技術を習いにお越しくださいました。
年々短期留学のお問い合わせが増えてきて、オーダー製作の仕事とのバランスを考え
お断りしなくてはいけない状況になってきましたが、海外からの留学生からは
私も色々な刺激を受けることもあり、今後も出来る限り受け入れられるように
頑張っていきたいと思っております。
来年もどこの国のどんな方と出会えるかワクワクドキドキ楽しみにしております。
ここ数年、毎年引っ越しの為の準備と片付けで集中して仕事をする事ができませんでしたが
来年からは新しいアトリエで地に足をつけ、皆様に感動していただけるようなものづくりが
できるように、自分の仕事に誇りを持ち真摯に向き合っていきたいと思っておりますので
来年も何卒よろしくお願い申し上げます。
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