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日本の皮革-その近代化と先覚者と-
2008.09.30 Tuesday | category:和書
「かわ」の起源、序章 明治以前の皮革、第一章 皮革の先覚者たち
第二章 明治期の輸入皮革と国際皮革、第三章 第一次世界大戦以降
第四章 近代の皮革、第五章 日本の皮革産業、の項目に分けられ
皮革の歴史について詳しく書かれています。
弾 直樹氏など先覚者たちの話も面白いです。
1953年にスペインの地中海に面した都会バルセロナで開催された
国際皮革科学者会議において革の形態をした一番古いものは
「煙なめし」であって、それは紀元前約8000年と推定され
つぎに植物鞣しが発見されたが、それは紀元前約3000年と発表されている。
また別の記録によると「クロム鞣し」としては、1858年にクナップが「鉄」とか
「アルミニウム」とか、「クローム」のような三価の金属の塩類が「鞣皮性」を
もっていることを発見した。明治元年は1868年であるから明治元年より
10年昔のことである。(「かわ」の起源より)
著者:武本力
発行所:東洋経済新報社
1969年(昭和44)5月10日発行
定価:980円
第二章 明治期の輸入皮革と国際皮革、第三章 第一次世界大戦以降
第四章 近代の皮革、第五章 日本の皮革産業、の項目に分けられ
皮革の歴史について詳しく書かれています。
弾 直樹氏など先覚者たちの話も面白いです。
1953年にスペインの地中海に面した都会バルセロナで開催された
国際皮革科学者会議において革の形態をした一番古いものは
「煙なめし」であって、それは紀元前約8000年と推定され
つぎに植物鞣しが発見されたが、それは紀元前約3000年と発表されている。
また別の記録によると「クロム鞣し」としては、1858年にクナップが「鉄」とか
「アルミニウム」とか、「クローム」のような三価の金属の塩類が「鞣皮性」を
もっていることを発見した。明治元年は1868年であるから明治元年より
10年昔のことである。(「かわ」の起源より)
著者:武本力
発行所:東洋経済新報社
1969年(昭和44)5月10日発行
定価:980円
現代皮革工業の研究
2008.09.29 Monday | category:和書
1なめし革製造業の構造、2原皮の供給構造、3なめし革の販売流通構造
4皮革工業と部落問題、5近代化への展望、の項目に分けられ経済的な観点と
部落差別の歴史性・社会性から皮革に関する内容をまとめられた
今までとは違う切り口で書かれた一冊です。
わが国の皮革工業は、小零細企業が大多数を占める生産構造をとっており
兵庫県、東京都、和歌山県など特定の地域で地場産業を形成している。
こうした存立条件のもとで、皮革工業の構造および個別企業の経営には
わが国の小零細企業一般に共通する小零細なるが故の困難な諸問題を抱えている。
(はじめにより)
著者:木村吾郎
発行所:明石書店
ISBN:4-7503-0130-2
1986年(昭和61)10月20日発行
定価:1500円
4皮革工業と部落問題、5近代化への展望、の項目に分けられ経済的な観点と
部落差別の歴史性・社会性から皮革に関する内容をまとめられた
今までとは違う切り口で書かれた一冊です。
わが国の皮革工業は、小零細企業が大多数を占める生産構造をとっており
兵庫県、東京都、和歌山県など特定の地域で地場産業を形成している。
こうした存立条件のもとで、皮革工業の構造および個別企業の経営には
わが国の小零細企業一般に共通する小零細なるが故の困難な諸問題を抱えている。
(はじめにより)
著者:木村吾郎
発行所:明石書店
ISBN:4-7503-0130-2
1986年(昭和61)10月20日発行
定価:1500円
かわ・あ・ら・かると
2008.09.28 Sunday | category:和書
革手芸-革の話とロウケツ染・クラフト法
2008.09.27 Saturday | category:和書
1革のはなし、2ロウケツ染、3クラフト法、の項目に分けられ
革のはなしの「革の染めはいつ頃から始められたのか」
「革の利点と欠点」など面白く、ロウケツ染とクラフト法では
サンプルに添って制作方法が紹介されています。
第一部に日常生活上、これだけはぜひ知っていていただきたい革の話をまとめました。
第二部はこれだけ読めば一応革のロウケツ染もクラフトもできるように書いてあります。
現在の革手芸は植物タンニンなめし革を用いて発達してきたもので、
油なめしとか、明ばんなめしなどがありましたが、完全ななめしとはいえませんし
数量も少なかったものです。
最近軽く、柔らかく、伸びが大きく弾性のあるクロムなめし革が、時代の要求に
よくマッチして、現在、なめしの王座を占めておりますが、革手芸に使うには
いろいろと難点があり、特に初歩の人にはむきません。したがって本書には
植物なめし革を使った革手芸を主として記載しました。(はしがきより)
著者:菅野英二郎・床次光
発行所:図鑑の北隆館
ISBN:4-8326-0133-4
1968年(昭和43)11月20日発行
定価:550円
革のはなしの「革の染めはいつ頃から始められたのか」
「革の利点と欠点」など面白く、ロウケツ染とクラフト法では
サンプルに添って制作方法が紹介されています。
第一部に日常生活上、これだけはぜひ知っていていただきたい革の話をまとめました。
第二部はこれだけ読めば一応革のロウケツ染もクラフトもできるように書いてあります。
現在の革手芸は植物タンニンなめし革を用いて発達してきたもので、
油なめしとか、明ばんなめしなどがありましたが、完全ななめしとはいえませんし
数量も少なかったものです。
最近軽く、柔らかく、伸びが大きく弾性のあるクロムなめし革が、時代の要求に
よくマッチして、現在、なめしの王座を占めておりますが、革手芸に使うには
いろいろと難点があり、特に初歩の人にはむきません。したがって本書には
植物なめし革を使った革手芸を主として記載しました。(はしがきより)
著者:菅野英二郎・床次光
発行所:図鑑の北隆館
ISBN:4-8326-0133-4
1968年(昭和43)11月20日発行
定価:550円
皮革の実際知識
2008.09.26 Friday | category:和書
1概要、2革の製造方法、3革の性質、4毛皮、5革の代替品、6革製品
7分析・試験方法および品質規定、8品質表示法、9皮革産業の動向、10まとめ
の項目に分けられ専門的な内容が詳しく説明されています。
皮革工業らしいものが興ったのは明治の初めであるが、その大部分が軍需品であり
民需は一にぎりの特権階級に限られていた、一般大衆に親しまれるようになってきたのは
第二次大戦以後である。ところが第二次大戦後は合成化学が非常に進歩した時期であり
新しい素材が次々に開発され、それらに気をとられていた間に身近に各種の
革製品があったというのが実情のようである。(まえがきより)
著者:菅野英二郎
発行所:東洋経済新報社
ISBN:4-492-08324-3
1975年(昭和50)11月22日発行
定価:1200円
7分析・試験方法および品質規定、8品質表示法、9皮革産業の動向、10まとめ
の項目に分けられ専門的な内容が詳しく説明されています。
皮革工業らしいものが興ったのは明治の初めであるが、その大部分が軍需品であり
民需は一にぎりの特権階級に限られていた、一般大衆に親しまれるようになってきたのは
第二次大戦以後である。ところが第二次大戦後は合成化学が非常に進歩した時期であり
新しい素材が次々に開発され、それらに気をとられていた間に身近に各種の
革製品があったというのが実情のようである。(まえがきより)
著者:菅野英二郎
発行所:東洋経済新報社
ISBN:4-492-08324-3
1975年(昭和50)11月22日発行
定価:1200円
革手芸 - ろうけつ染
2008.09.25 Thursday | category:和書
あらまし、歴史、材料および染色、ろうけつ染の実際、仕裁て方、
合成皮革の実際、デザイン、資料、の項目に分けられ詳しく説明されています。
革のろうけつ染は、染色したくない部分を防染剤(ろう、糊など)でおおい
次に全面に染料液をぬり、ぬり終わってから防染剤をはがします。
防染剤でおおわれていない部分だけ染色され、一つの模様ができるわけです。
防染剤は完全に革に密着させるのですが、ろうのおき方、浸透性の染料を
使うかどうかなどにより、境界の線を鮮明にもでき、またぼかすこともできます。
(あらましより)
執筆者:高橋典子・菅野英二郎・青木恂次郎・床次瑞彦
発行所:革手芸研究会
1968年(昭和43)8月15日発行
実費領価:900円 〒85円
合成皮革の実際、デザイン、資料、の項目に分けられ詳しく説明されています。
革のろうけつ染は、染色したくない部分を防染剤(ろう、糊など)でおおい
次に全面に染料液をぬり、ぬり終わってから防染剤をはがします。
防染剤でおおわれていない部分だけ染色され、一つの模様ができるわけです。
防染剤は完全に革に密着させるのですが、ろうのおき方、浸透性の染料を
使うかどうかなどにより、境界の線を鮮明にもでき、またぼかすこともできます。
(あらましより)
執筆者:高橋典子・菅野英二郎・青木恂次郎・床次瑞彦
発行所:革手芸研究会
1968年(昭和43)8月15日発行
実費領価:900円 〒85円
革手芸 - 革の話とクラフト法
2008.09.24 Wednesday | category:和書
皮革あ・ら・か・る・と
2008.09.23 Tuesday | category:和書
社団法人日本タンナーズ協会元専務理事の出口公長氏が書かれた一冊
おもしろく勉強になるので皮革に興味のある方にはお勧めです。
皮革技術センターへ研修生として通っていた頃、出口氏の講習を
受けたのを思い出します。。。
「かわ」の世界は経済的に見ると極めて小さい。
しかし、その物流の流れと拡がりは他のものに比べてもかなり豊かなものを持っている。
人類との最も古い関わり、かわの性状と変化、国際商品性、手作りの面白さ、
科学方程式の通用し難い技術、原料形態を生かした加工、生産と流通、
かわの「味わい」風合いなど、どれをとってもこれほど興味深い物産は
そう多くないと思っている。広い意味での「かわの物語」にわたしは惚れ込んでいるのである。
知れば知るほどその奥行きの深さと間口の広さを感じるのである。(あとがきより)
著者:出口公長
発行所:解放出版社
ISBN:4-7592-0220-X
1999年(平成11)11月1日発行
定価:1890円
おもしろく勉強になるので皮革に興味のある方にはお勧めです。
皮革技術センターへ研修生として通っていた頃、出口氏の講習を
受けたのを思い出します。。。
「かわ」の世界は経済的に見ると極めて小さい。
しかし、その物流の流れと拡がりは他のものに比べてもかなり豊かなものを持っている。
人類との最も古い関わり、かわの性状と変化、国際商品性、手作りの面白さ、
科学方程式の通用し難い技術、原料形態を生かした加工、生産と流通、
かわの「味わい」風合いなど、どれをとってもこれほど興味深い物産は
そう多くないと思っている。広い意味での「かわの物語」にわたしは惚れ込んでいるのである。
知れば知るほどその奥行きの深さと間口の広さを感じるのである。(あとがきより)
著者:出口公長
発行所:解放出版社
ISBN:4-7592-0220-X
1999年(平成11)11月1日発行
定価:1890円
皮革工業
2008.09.22 Monday | category:和書
皮革製品の販売、加工、消費者のための基礎知識/革がわかるQ&A150選。
ユーザーが抱いている革の技術的疑問を一問一答形式で専門家が
分かりやすく説明してくれています。
この数々の情報が、皆様方の技術の向上、品質管理の徹底、事故対策に充分活用され
また、販売者や消費者にも役に立つことを願っております。
また、加工段階、クリーニング段階、クラフト、歴史革保存などの目的で
革に染色、あるいは塗装、手入れ、品質アップを図るときなどにも
大いに参考にしていただけると確信しております。
参考書にも研修用テキストにも最適かと思います。(まえがきより)
発行所:(社)日本タンナーズ協会
2000年(平成12)3月26日発行
ユーザーが抱いている革の技術的疑問を一問一答形式で専門家が
分かりやすく説明してくれています。
この数々の情報が、皆様方の技術の向上、品質管理の徹底、事故対策に充分活用され
また、販売者や消費者にも役に立つことを願っております。
また、加工段階、クリーニング段階、クラフト、歴史革保存などの目的で
革に染色、あるいは塗装、手入れ、品質アップを図るときなどにも
大いに参考にしていただけると確信しております。
参考書にも研修用テキストにも最適かと思います。(まえがきより)
発行所:(社)日本タンナーズ協会
2000年(平成12)3月26日発行
日英中皮革用語辞典
2008.09.21 Sunday | category:和書
国際的な皮革関連の取り引き・市場の構造は長い間欧米中心でしたが
アジアを主とする開発途上国へ大きく変わってきたのに際し
皮革関連用語の統一的概念を確率するため、日本皮革技術協会と
中国皮革工業協会が1995年、両協会協力事業として
日本語、中国語、英語の対訳形式による国際皮革辞典の刊行に向けて
動きはじめました。
個人的には、昨日掲載しました「革および革製品用語辞典」の方が
読みやすく調べやすいのでそちらばかり開いてしまいますが
下記の「ぬめ」についての説明の様に、少しずつ言葉の意味も
変わってきていますので、両方を比較しながら調べるのも面白いと思います。
ぬめ(かわ) Case leather
この語は通常タンニン分が比較的低い植物タンニン鞣し革を表すが
タンニン鞣し革の総称として使用されることもある。
タンニン槽で約1ヶ月かけ最終70度バーコまでタンニン濃度を上昇させる。
厚い皮は主にタンニン槽で鞣されるが、薄く柔らかい皮はドラムで鞣されることもある。
用途は主にベルト、カバン、袋物などであるが、靴にも使用される。
編者:日本皮革技術協会
発行所:樹芸書房
ISBN:4-915245-52-7
2000年(平成12)9月30日発行
定価:7000円
アジアを主とする開発途上国へ大きく変わってきたのに際し
皮革関連用語の統一的概念を確率するため、日本皮革技術協会と
中国皮革工業協会が1995年、両協会協力事業として
日本語、中国語、英語の対訳形式による国際皮革辞典の刊行に向けて
動きはじめました。
個人的には、昨日掲載しました「革および革製品用語辞典」の方が
読みやすく調べやすいのでそちらばかり開いてしまいますが
下記の「ぬめ」についての説明の様に、少しずつ言葉の意味も
変わってきていますので、両方を比較しながら調べるのも面白いと思います。
ぬめ(かわ) Case leather
この語は通常タンニン分が比較的低い植物タンニン鞣し革を表すが
タンニン鞣し革の総称として使用されることもある。
タンニン槽で約1ヶ月かけ最終70度バーコまでタンニン濃度を上昇させる。
厚い皮は主にタンニン槽で鞣されるが、薄く柔らかい皮はドラムで鞣されることもある。
用途は主にベルト、カバン、袋物などであるが、靴にも使用される。
編者:日本皮革技術協会
発行所:樹芸書房
ISBN:4-915245-52-7
2000年(平成12)9月30日発行
定価:7000円
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