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NIPPY NP-2
それからこの革漉き機を頂戴致しました。
この座敷タイプの革漉き機はコバ漉き屋さんが多く使っているタイプですね。
私達のように製品を作っている職人の工房では、1つの鞄を制作するのに
漉き機を使用する行程はほんのちょっとなので、繊細な漉きをする為にも
スピードが調整できるクラッチモーターの付いた革漉き機を使用するのが一般的です。
ですがコバ漉き屋さんは1日中コバ漉きをしているので、座って作業ができるように
座敷タイプのこの形になっているというわけです。
この革漉き機は結構年期の入ったもので、しばらく倉庫に眠っていたせいか
革のベルトなどは伸びきって今にも切れそうな状態です。
漉き機の命の軸が歪んでいないか確かめようと砥石を当ててみましたが
その砥石の加重で回転が止まってしまうぐらいベルトが伸びきっていました。
さすがにこれはベルトを交換してオーバーホールしてみないと
どういう状態なのか分かりませんね。
でも、この漉き機からは一生懸命働いていた頃のオーラを感じるので
石館さんの元に来る直前まで現役でバリバリ働いていたんじゃないかなぁ...と
蘇るのを待っているような気がしています。
こちらはちょっと大変そうですが、まぁ〜るいモーターが可愛いし
これもきちんと使える状態に整備してあげたいと思います。


NIPPY NP-2
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SEIKO TE-2S
この上下送りの足踏みミシンを頂戴致しました。
最近では鋳物の網足も少なくなってきて
中古で探してもすぐには見付からない貴重なものです。
今まで私が使ってきた足踏みよりも全然良いものかも。^^;
外側は磨いたらピカピカになりました。
しばらく使用していなかった様なので、油を差してから踏んでみても
まだ少し重いので分解して中身を磨いてあげなくちゃいけませんね。
年内はちょっと忙しいので、年明けに時間をかけて蘇らせてあげたいと思います。
こんな状態の良いミシンを譲って頂きありがとうございました。
きちんとメンテナンスをして大切に使わせて頂きます。


SEIKO TE-2S
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ROBIN
ROBINの足踏みミシン初めて見ました。
まだまだ状態も良さそうだし、とても良いミシンですね。
ベテランの職人さんの仕事道具は素晴らしいものばかりです。
それがたとえ錆びていても歪んでいても、その年月からつくり出される
道具に染み付いた職人さん各々に馴染んだ形や味は一朝一夕には出来ません。
そういう普段見たくても見られない道具達から教わる事もたくさんあります。


ROBIN
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道具類
岳工房は「革工芸のたのしみ」に載っている風景そのままで
参考作品で載っている作品達もたくさん残っていました。
ご自身で作られた手縫い用のウマや45度コーナーカット定規
キリシメン(革揉み用の道具)も使い方を丁寧に説明しながら
紹介してくださいました。
そのほか今では作れる職人さんも減ってきて手に入り難くなった
貴重な道具や古い資料なども見せてくださり感嘆の声を上げるばかりでした。


道具類
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岳工房
今日は15年来の付き合いになる鞄職人、神楽坂・鮎藤革包堂
鮎澤さんと共に練馬の岳工房へお邪魔させて頂きました。
岳工房とは1981年美術出版社から発行されている
革工芸のたのしみ」の著者、石館昌二氏の工房です。
「革工芸のたのしみ」は「手縫いの神髄」と並んで
革、革小物、バッグ、鞄類の制作、またその道具の仕立て方など
学校や教本がなかった当時の独学で学ぶ私達のバイブルでした。
その著者の石館氏の工房へ伺えるという事は感慨無量な事です。
そればかりか最近使わなくなっている道具を譲って頂けるとのこと。
魂のこもった道具を拝見させて頂くだけでも光栄な事なのに。。。
色々と勉強になる話を聞かせてくださった石館御夫妻はとても素敵な方でした。
道具の話はまた明日。

*今回岳工房へお邪魔させて頂く事になった切っ掛けは
たまたま神楽坂を訪れていた石館氏が鮎藤革包堂を見付け
鮎澤さんに話しかけて下さったことが始まりでした。
その時のお話は鮎藤革包堂のブログでどうぞ。


岳工房
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真空乾燥器
鞣しの途中、革中の染料や加脂剤を固着するために行う乾燥作業です。
自然乾燥や熱風乾燥などがありますが、これは真空乾燥という方法で
銀面を下側に60℃の鉄板で3分程度(約5割)乾燥させます。
この後にまた味入れ(革に適当な水分を与えて、もみほぐし易くすること)などの
行程がありますが、革の風合いにとって直接的に影響する重要な作業です。


真空乾燥器
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皮革技術センター
皮革産業技術者研修の皮革の製造コースに参加すると
実際に生の皮を革に鞣す実習を受ける事ができます。
ここでは鞣している最中の皮の状態が見られる
ステンレス製の試験太鼓があるので、皮から革に変化する様子が分かり
とても勉強になる施設です。
良い革をつくる為の革を鞣す作業という仕事はもの凄く手間隙のかかる事で
永年の知識と経験と勘がとても大事なことだと実感します。


皮革技術センター
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カンブリア宮殿
11月20日にテレビ東京で放送された「カンブリア宮殿」の内容は
産業再生機構の支援を受けた41件には何か共通点があったのか。
産業再生機構に集まった再生請負人がいかにして
オーナーの放漫経営、多角化の失敗、不動産投資の失敗など
様々な理由で破たん寸前だった企業をよみがえらせたのか
というものでした。
その産業再生機構の支援を受けた41件の中に、昭和12年創業の
タンニン鞣しでは国内シェア8割を誇ってきた「栃木レザー」もありました。
皮革製造のほか本業とは関係のない結婚式場や自動車教習所など20社に手を広げ
結果的にはグループ全体で大きな負債を抱えてしまったタンナーです。
皮革製造は赤字ではなかったけど、グループ全体の負債の為
長年工場に必要な設備投資は全くされず、壁はボロボロ
雨の日は雨漏りしている状態の中、革の上にビニールシートがかけてあるだけで
雨漏りを直そうともしていなかったそうですが、そんな環境の中でも革を鞣す従業員は
真剣に黙々と働いていたそうで、その姿を見た産業再生機構の請負人は
この会社はまだ大丈夫、この従業員の方々だったら会社を再生させる事が出来るだろうと
支援を決めたそうです。
驚くことに、支援が入るまでは鞣しの職人集団の中に数字の管理という概念が全くなく
作ったら作っただけ、棚卸しもせず会議もなく、問題点の話し合いもなかったそうです。
それが今では毎週会議を開いて、問題点ごとにチームがあり改善方法を話し合って
良い革を作りたいという意識を持った若い職人達が育っているようです。
鞣し風景を見る限り、ドラムで鞣すのではなく、きちんと1ヶ月かけて
濃度を変えたタンニン溶液に満たされたピット(槽)に革を漬け変え
1枚1枚丁寧に鞣しているので、綺麗な良いヌメが出来ているんじゃ
ないかなぁ〜と感じました。
なかなか国産の渋革を扱うことはありませんが、今度機会があったら
栃木レザーの渋革も実際に手で触れて見てみたいと思います。

*画像は皮革技術センターのドラムで鞣しを体験した時のものです。


カンブリア宮殿
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貝紫染
坂さんのコメント

gallery 坂さんこんばんは。
なかなか顔を出せずにごめんなさい。
今年も貝紫染の展覧会があるんですね
今回は草木染めもあるそうで、より楽しみです。
また不思議で繊細な紫色の世界を拝見させて頂きたいところです。


貝紫染
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THE CHECKERS
先日友人達に誘われて久しぶりにカラオケへ行きました。
今の流行の歌は難しいですねぇ〜
若い子達の歌にはついていけません。(笑)
私は青春時代に好きだったチェッカーズや尾崎豊などを歌いながら
のどがかれるまで盛り上がりました。^^
昔のカラオケビデオは曲に合ってるのかどうなのか
分からないようなこっぱずかしい映像が流れていましたが
今は本人のプロモーションビデオが流れたりして
その映像を観るのも楽しかったりするようです。
嬉しかったのは、チェッカーズメドレーを入れてみると
その曲当時のメンバーの若かりし頃の映像が流れてて
クロベーも元気で、みんな仲良さそうで、懐かしいライブ映像なんかもあり
思わず見入ってしまいました。
しばらく行かないうちにカラオケもどんどん進化しているんですね〜
普段大声を張り上げる事なんてないので、大きな声で歌うのも
たまにはストレス発散になって良いかもしれませんね。^^


THE CHECKERS
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Designer Leathers GO

0002213.jpg 手縫い鞄のオーダーメイド工房 『Designer Leathers GO』の鞄職人GOです。 制作風景や愛猫のことなど日常感じた日々の出来事を記しています。

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