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ストック・ロット
制作過程の連載途中ですが、今日は仕入れに行ったのでその話題を。

金具や道具等の仕入れにも回りましたがメインの革。
フランスのデュ・プイ社という世界でもトップクラスのタンナーの
ストック・ロットが届いたので掘り出し物を探しに行ってきました。
ストック・ロットとは、デュ・プイ社がサンプルや展示会用につくった
定番でない革を一まとめにしてコンテナでやってきた革達の事です。
数をつくるメーカーさんなどは定番で流れている革でないと
扱い難いかもしれませんが、私のように個人で、しかもオーダーを
生業にしている者にとっては宝の山です。
ストック・ロットなのでクオリティーはピンキリだし
通常のA級のものより少し保管状態がよろしくなかったようなものもあり
その中から少しでも良い革を探し出すのがこれまた楽しいもので。^^

今回はロダニールというマットでソフトな縫い返しの製品に向いた革と
アニローというアニリン仕上げで独特な透明感のある表情のコシがあって上品な革、
チェルケスに変わる前の昔懐かしいしっとりしたランボー・アルペンなどなど。。。
また使う予定のない革を購入してしまいました...。^^;
ですがこれはどんどん良い革が入手困難になっている昨今
今しか購入する事ができないとなれば仕方のない事で
生活費を削ってでも(笑)出来る限り購入しておきたくなるものです。
デュ・プイの革は年内にまた値上げするそうですし...。

本当はもう少し資金力があれば欲しい革は沢山あったんですけどね。
北欧産の子供のトナカイの革で、しっとりと吸い付くような肌触りの
形にできれば最高だろうなぁ〜とヨダレが出そうな革もあったのですが
さすがにこれは金銭的な問題は勿論の事、柔らかすぎる革なので
衣料や手袋なんかを仕立てたら素晴らしいものが出来そうなのですが
私にはその革の一番の魅力をきちんと表現する自信がなく、きっと持て余してしまうだろうなぁと
涙を飲んで棚に戻す...そんな革もありました。

最近は革や金具など、今しか買えない!という物が多く
なんとか仕入れておきたいのですが、なかなかそれも難しいもので
いずれ使うと分かっていても先行投資できないのが辛いところです。


ストック・ロット
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カンブリア宮殿
11月20日にテレビ東京で放送された「カンブリア宮殿」の内容は
産業再生機構の支援を受けた41件には何か共通点があったのか。
産業再生機構に集まった再生請負人がいかにして
オーナーの放漫経営、多角化の失敗、不動産投資の失敗など
様々な理由で破たん寸前だった企業をよみがえらせたのか
というものでした。
その産業再生機構の支援を受けた41件の中に、昭和12年創業の
タンニン鞣しでは国内シェア8割を誇ってきた「栃木レザー」もありました。
皮革製造のほか本業とは関係のない結婚式場や自動車教習所など20社に手を広げ
結果的にはグループ全体で大きな負債を抱えてしまったタンナーです。
皮革製造は赤字ではなかったけど、グループ全体の負債の為
長年工場に必要な設備投資は全くされず、壁はボロボロ
雨の日は雨漏りしている状態の中、革の上にビニールシートがかけてあるだけで
雨漏りを直そうともしていなかったそうですが、そんな環境の中でも革を鞣す従業員は
真剣に黙々と働いていたそうで、その姿を見た産業再生機構の請負人は
この会社はまだ大丈夫、この従業員の方々だったら会社を再生させる事が出来るだろうと
支援を決めたそうです。
驚くことに、支援が入るまでは鞣しの職人集団の中に数字の管理という概念が全くなく
作ったら作っただけ、棚卸しもせず会議もなく、問題点の話し合いもなかったそうです。
それが今では毎週会議を開いて、問題点ごとにチームがあり改善方法を話し合って
良い革を作りたいという意識を持った若い職人達が育っているようです。
鞣し風景を見る限り、ドラムで鞣すのではなく、きちんと1ヶ月かけて
濃度を変えたタンニン溶液に満たされたピット(槽)に革を漬け変え
1枚1枚丁寧に鞣しているので、綺麗な良いヌメが出来ているんじゃ
ないかなぁ〜と感じました。
なかなか国産の渋革を扱うことはありませんが、今度機会があったら
栃木レザーの渋革も実際に手で触れて見てみたいと思います。

*画像は皮革技術センターのドラムで鞣しを体験した時のものです。


カンブリア宮殿
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皮革技術センター
皮革産業技術者研修の皮革の製造コースに参加すると
実際に生の皮を革に鞣す実習を受ける事ができます。
ここでは鞣している最中の皮の状態が見られる
ステンレス製の試験太鼓があるので、皮から革に変化する様子が分かり
とても勉強になる施設です。
良い革をつくる為の革を鞣す作業という仕事はもの凄く手間隙のかかる事で
永年の知識と経験と勘がとても大事なことだと実感します。


皮革技術センター
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真空乾燥器
鞣しの途中、革中の染料や加脂剤を固着するために行う乾燥作業です。
自然乾燥や熱風乾燥などがありますが、これは真空乾燥という方法で
銀面を下側に60℃の鉄板で3分程度(約5割)乾燥させます。
この後にまた味入れ(革に適当な水分を与えて、もみほぐし易くすること)などの
行程がありますが、革の風合いにとって直接的に影響する重要な作業です。


真空乾燥器
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ようやく
また画像が貼れるようになりました。^^
さてさて、オーダーした革が届きました。
これで軽く30万円超えてしまうんですよぉ〜。
大変です。頑張ってつくらないと!
パソコンに時間を取られている場合じゃありません。^^


ようやく
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elephant
象の革です。
表面の表情が独特でとても面白い革です。
色々と形にしたい欲求はあるのですが...。
あれやこれや...思う存分つくりたいなぁ。。。


elephant
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lizard
kuriくんのコメント

kuri くんこんばんは。^^
ウクレレありがとね。でもまだ全然練習できてないだぁ...。^^;

象革のイメージないかぁ〜。そうだよねぇ〜。
でも象とかマット・クロコとかガルーシャとかの
独特な革も個人的には好きなんだよー。
ずっとオーダー製品にかかりっきりだから
好きな革で好きなもの全然つくれていないけど
時間に余裕があったらたまには変わった素材で
面白いものつくりたいなぁ〜と常々想いを馳せているんです。。。


lizard
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peccary
ペッカリーで柔らかいクタクタなバッグとかね。
でも性格的にどうしてもクタクタ感が心配で裏打ちしちゃうんです。^^;
なにか柔らか〜いバッグもつくりたいな。


peccary
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シュランケンカーフ
先日届いたドイツとフランスの革です。
ドイツ・ペリンガー社のシュランケンカーフはスポットで年に2度程しか
入荷しないので、欲しいと思った時に購入するのが難しい革です。
ですので入荷した時には出来るだけ購入しておきたいと思うのですが...。
私の様な個人では大量の先行投資はなかなか厳しいもので
今回も数色・数量ずつですが何とか出来る限り確保しておきました。
カーフにシュリンク加工(収れん性の強い合成鞣剤を用いて鞣し
銀面を収縮隆起させ銀面模様を強調した革です。)を施した革で
部位によってシボの入り方が異なり、大きな製品ですと一定のシボ感で
制作するのは難しいのですが、見る角度によって雰囲気が変わり
おもしろいものが出来ると思います。
しっとり柔らかくてもしっかりと繊維の締まった上質なドイツシュリンク
興味のある方はお問い合わせくださいませ。


シュランケンカーフ
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栃木レザー
皮革製品の職人を志している方や、皮革製品が好きな一般の方々にも
楽しんで頂けるんじゃないかなぁ〜(?)と思う連載を始めたいと思います。

先日、友人に誘われて栃木レザーさんの工場見学へ行って来ました。
栃木レザー(旧:栃木皮革)さんは昭和12年(1937年)9月1日創業以来の
歴史を持つ皮革製造の専門工場です。
創業当初は軍需産業としてウサギの毛皮製造に始まり、靴の底革、ロウケツ用革、
茶利革、ヌメ革と主たる製造品目は変わってきているものの
第二次世界大戦後は一貫してタンニン鞣しによる革づくりにこだわり続け
欧州のタンナー(製革業者)にも負けない設備を誇る
素晴らしいヌメ革を製造しているタンナーです。

良いヌメ革ですが、私が仕事で使用したい革とは少し方向性が違ったので
今のところ取り扱う予定はないのですが、今後気になる革に出会えたら
ぜひ使ってみたいと思う魅力的なタンナーでした。
普段なかなか見ることのできない、栃木レザーさんの
生皮から革が出来るまでの工程を大まかに紹介させて頂きます。


栃木レザー
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Designer Leathers GO

0002213.jpg 手縫い鞄のオーダーメイド工房 『Designer Leathers GO』の鞄職人GOです。 制作風景や愛猫のことなど日常感じた日々の出来事を記しています。

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